こんにちは!
山形3児の母×ライフオーガナイザーのおすんです。
ビフォー&アフター
これは、私がライフオーガナイザーとして初めて現場サポートさせていただいたときのビフォーアフターです。
おうちの中の一角、パントリーの整理に、約5時間かけて取り組みました。


「片づけって、ずっと苦手だったんです」
そんなお客様の一言から始まった、私の初めての現場サポート。
お伺いしたのは、旅行やおいしいものが大好きで、3人のお子さんを育てながらお仕事もされているママ。
エネルギッシュなのにふんわりと穏やかな笑顔が印象的な方でした。
忙しい毎日で整理が後回し
「とにかく毎日がバタバタで、気づいたら棚も引き出しもパンパンで…」とお話しくださいました。
日々の生活の中では、片づけよりも優先したいことがたくさんあるものですよね。
そしてパントリーは奥まっていて
とりあえず入れておけー!!
となる便利な場所だからつい物が集まりやすいんです。
「片づけが苦手」という思い
「昔から片づけが苦手なんです」と、お客様は少し恥ずかしそうに言われました。
でもお話を聞いていて感じたのは、
決して「できない」わけじゃないということ。
むしろ、ご自身やご家族のことをとてもよく理解されていて、「こうしたい」というイメージもはっきりしていました。
どこに何をどう収納したらいいか、どう使えばラクになるのか。
その「考え方」を知る機会がなかっただけ。
パントリーの「使いやすさゆえの落とし穴」
パントリーって便利だからどんどん物が集まって
さらに一度入れたものが埋もれやすいんですよね。
奥行きがある収納は一見たっぷり入るように見えて、
「何がどこにあるか分からなくなる」状態になりやすいと思います。
お客様のパントリーも、気づけば「とりあえず入れる場所」になってしまっていて、
使うときに「あれ、どこにいった?」と探す手間が毎日かかっていたそうです。

サポート当日の流れ
当日は、まず中に入っていたモノを全部出すところからスタートしました。
パントリーの棚や引き出しには、食材や日用品、文房具やストック類など、いろんな種類のものが混ざっていて、
どこに何があるのか分かりにくい状態になっていました。
「これは誰が使うものですか?」
「ここにあった方がいいですか?」
と一緒に確認しながら、
使う人ごと(家族ごと)や、カテゴリー別に分けていきました。
紙袋で仕切りをつくってみたら…
そして今回、お客様に特に喜ばれたのが、紙袋で作った「即席の仕切り」です。
引き出しの中で細々したモノたちがごちゃつかないように、サイズの合う紙袋をカットして折り込んで並べてみました。
「これ、めちゃくちゃ見やすいし取りやすい!」と、とても喜んでくださいました。
完璧な収納用品が揃っていなくても、あるもので工夫すればぐっと使いやすくなる。
そんな気づきを私自身も改めて感じた瞬間でした。


お客様の反応と変化
作業が終わって、全体を見渡したとき、お客様が一番感動されていたのが、
「棚の上がすっきりして、作業スペースが生まれたこと」
でした。
それまで、モノがぎゅうぎゅうに積み重なっていた棚の上が、
空間が整って余白ができたことで、
「こんなに広かったんだ!」
と嬉しそうに話してくださいました。

さらに印象的だったのが、お客様の娘さんの姿。
ママのそばに椅子を持ってきて、安心したようにタブレットを見ていたんです。
片づいた空間で
家族が自然と集まったり、
気持ちが落ち着いたりする「安心感」が生まれる
その様子を目の前で見られたことが、私にとって何よりも嬉しい変化でした。
私自身の気づきと学び
今回のサポートは、私にとってライフオーガナイザーとして初めての現場でした。
正直、分からないことも多くて、内心ドキドキしながらお伺いしたんです。
でもお客様はとても気さくで優しい方で、
作業中もいろんなお話をしながら、
終始和やかな雰囲気で一緒に進めることができました。
手探りでのサポートでしたが、モノが整って空間が変わっていくたびに、
お客様の表情がどんどん明るくなっていくのを見て、
「ライフオーガナイズって、やっぱりすごいわ」
と実感しました。
完璧じゃなくてもいい
収納グッズが揃っていなくても、
暮らしに合った方法で、
「今あるもので工夫する」ことができる。
そして何より、お客様自身が
「自分で管理できる!」
と感じられるようになることが大事なんだと、改めて感じました。
この経験は、これからの私の活動の大きな原点になりそうです。